所長コラム 3月号
所長下手な字コラム
~ 2019年03月22日
[ 確定申告 ]
今年も、確定申告期間中は繁忙期であり、毎日が所得税の申告書作成に追われていました。法人のお客様は解散や合併で減少し、新規のお客様もなかなか増えずですが、個人の確定申告のお客様は増えています。家賃収入などの不動産所得があったり、新規に個人で開業したりで、所得税の確定申告が必要となる人達です。法人のお客様は、月次巡回監査とのことで毎月訪問としていますので、コミュニケーションもとれていますから、書類の漏れなどは少ないですが、所得税の確定申告のお客様は年1回であることから、書類の不備があったり、資料が紛失したりで効率良く進まないケースもあり、なかなか前に進まない場合が多いです。私も年齢とともに、記憶力も衰え、中途でやり直す場合に、元に戻り時間がかかるようになってきています。仕事を依頼されることは幸せであり、うれしいことですが、毎年体力的に大変になり、手間もかかり、今年も予想以上に完了が遅くなってしまいました。働き方改革をしなければの時代、残業時間も決められ、繁忙期がある仕事は、対策の準備をより早く検討すべきこと必要だと感じます。TKCの社員さんから、他の会計事務所も「法人のお客様は増えないが、個人の確定申告のお客様は何もしないが増えている」と話しを聞きました。法人は強い企業が残り、新規設立はあるが倒産や廃業も多い、個人は相続対策などの不動産投資、副業の増加、高齢化により確定申告を自分でやるのが大変になった(無料相談にいくのも大変)かと考えます。時代の変化により、社会の需要があるところへ舵を切っていく、それもプラスアルファ付加価値を高くすることが肝心だと考えます。
髙林幸裕