所長コラム 7月号
所長下手な字コラム
~ 2020年07月06日
[ 新しいビジネス ]
新型コロナの影響で、身動きの取れない消費者と飲食店の接点に、タクシー会社が飲食店の持ち帰り料理をタクシーで運ぶサービスが始まっています。飲食店は来店客が減り、タクシー会社も利用客が減る中、相互のビジネスを結びつけます。浜松市でも遠鉄タクシーがテークアウト対応の飲食店が増加する中、宅配サービスを始めています。その後、IT事業を手掛ける企業が組織する「Foodelix(フーデリックス)協議会」が市内のタクシー会社と連携し、テークアウトを手掛ける飲食店の商品配達の実証実験を開始しました。利用客がスマートフォンなどで「タクデリックス浜松」のサイトで商品を選び飲食店に注文、タクシー会社に配信依頼、利用者に届けるサービスです。
以前から全国で宅配サービスを行う企業がありました。「出前館」(日本初の全国の出前や、宅配サービスのある店に注文を行う宅配ポータブルサイト)。「UberEatsウーバーイーツ」(米国に拠点を置くウーバーテクノロジーが2014年より展開しているオンラインフードデリバリーサービス。日本は2016年開始)。この2社が代表です。知りませんでしたが、ウーバーイーツが浜松市に進出で知りました。固定の配達スタッフでなく近くにいる配達パートナーをマッチングさせて飲食店のデリバリー配達を行う仕組みだそうです。飲食店では配達スタッフを用意する必要がなく、コストや初期投資をしなくてもデリバリーサービスを行えます。配達スタッフを見かけるようになりました。
今度はウーバージャパン(ウーバーイーツ)が東京都内でタクシー配車サービスを開始しました。同じアプリで宅配サービの注文も受けられる点をいかしタクシー事業者の囲い込みを図るそうです。タクシーの配車アプリを利用するドライバーは、同時に配達注文も受ける。クロネコヤマトの宅急便、楽天、アマゾン、テレビショッピング、ゾゾタウン、メルカリ、PayPay、ウーバーイーツ、会計ではフリー、新しい仕組みが出来ています。コロナ禍でますます変わりそうです。特に飲食、働き方など。
髙林幸裕