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所長コラム 5月号

~ 2021年05月17日

所長コラム 5月号





[帳簿は誰れが作成するか]


 TKCの会員でいると、帳簿は会社が作成する。自計化だよ。会計事務所は親身な相談相手、帳簿作成や自計化の助言、税務対策や経営の助言を、毎月巡回監査を徹底していくことだよと教えられ、それが当たり前となって対応しています。ここ最近ご紹介されたお客様は会計事務所に丸投げで会計帳簿を作成してもらっていた。帳簿作成する時間がないからお願いしたいと言われます。誰が会計帳簿を作成するのか、この業界に40年以上いるのに疑問がわいています。会社が自計化するのか、会計事務所が引き受けるのか。どちらが正しいのか。TKCは会社が自計化です。「なぜ会計帳簿をつけるのか」法律で決まっている、税務署が怖いから、銀行が決算書が欲しいから、義務だからつけている。その通りだと思いますが、このことだけでしょうか。帳簿必要ないでしょうか。帳簿をつけることは大事で、会計は会社のために重要です。帳簿作成の義務化は「1673年フランス・ルイ14世の商事王令」大不況の真っただ中、企業倒産が続発、自殺や夜逃げが大発生、倒産企業の特徴は帳簿の作成がいい加減であったからです。帳簿をきちんとつけることで破産が防げる。また帳簿をつけることで、会計事務所から報告があったときに「思ったより利益が出てない」「そんなに利益が出ているはずがない」「お金が残ってないのに」など、会計上の損益と収支のズレの疑問、ズレがあるので、頭の中だけで整理してこれくらいの利益になるだろうと把握するのは難しいです。ズレを防ぐには、「ズレを早期に把握すること」です。帳簿を早期に作成すること、きちんと適時につけることです。毎日、週一、月一、年一どれにしますか。最低でも月一、業種や規模によっては毎日ですね。「会計帳簿は誰れが作成するか」「会社で作成」会計事務所に全ての記帳を「丸投げ」、現金出納は自分でつけその他「記帳代行」丸投げと記帳代行はプラスのコストがかかりますが、自分の手間は減り本業にうち込めます。会計事務所に依頼すると帳簿作成が1ヶ月、2ヶ月後になり、対策が遅れがちです。私ならどうするか?ごまかしや調整、節税はしませんし、売上最大を考えていますので、本業重視で丸投げかと思いますが、会計数字がすぐに分からない、会計数字は所員全員で把握、社員が増えれば自計化となります。早い数字把握が何より重要です。

髙林幸裕


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