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所長コラム 4月号

~ 2022年04月04日

所長コラム 4月号


[ 売れる商品を創る ]


 4月新年度に入りました。久しぶりに「社長の教祖」「炎のコンサルタント」と言われた一倉定の「経営心得」1-1をそのまま紹介します。『会社の真の支配者はお客様である。』「会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、はじめて経営が成り立つという。何とも当たり前のことを、私は絶えず叫び続けている。というのはお客様を無視し、無視しないまでも第二義的にしか考えない、という会社が世の中に多すぎるからである。わが社の技術を第一に考える。社員の管理が最も大切だと思いこんでいる。同業者間の牽制に憂き身をやつす。能率とコストと品質だけで経営がうまくいくと信じている。自分の好みをお客様に押しつけようとしている。そして、それらの会社の業績は決して芳しいものではないことを、私は自分の経験から知っている。当たり前である。会社の収益はお客様によって得られるものであり、そのお客様は自分の要求に合わない商品は買わない。たとえ一度は買っても、二度と買おうとしないのだ。こんな当たり前すぎることが分からないのか、何故こんなことをいわなければならないか腹立たしくさえなるのである。世にゴマンとある経営学とか、マネジメントと称する書物を見ても「お客様こそ会社の支配者と主張しているものがどれだけあるか。あまりにも少ないのに驚くのである。反対に、「社員の管理」にばかり目を向けよ、と主張するものが多すぎる。直接目に見えるのが社員だからこう思うのだろうが、社員が会社を支配しているのではないことは、考えるまでもないのである。直接目に見えないお客様こそ、会社の本当の支配者であるという当たり前でしかも基本的な認識がなくて、経営はできない。この認識の上に立って、お客様を考えてみよう。まず第一に、この支配者は被支配者である会社に対して、何も命令しないということである。何も命令されないものだから、そこにお客様が会社の支配者であるという感じが生まれないのである。命令はしないけれど、自分の意にそわない時には「無警告首切り」をやる。つまりだまって、その会社の商品は買わないということである。そのために会社は業績不振に陥り、倒産への道を歩まなければならないのである。たまにクレームをつけるお客様がある。このようなお客様こそ、本当に有り難いお客様である。「お前の会社は、そんなことをしたらつぶれるぞ」という警告を発してくれる人だからである。何も命令せず、過去の実績は一切認めてくれないお客様を、しっかりとつかまえ、さらに新しいお客様をつくりあげていくこと。これが企業の生きる道であり、経営なのである。ここに経営とは、顧客の創造であるという思想が生まれるのである。」
 お客様が必要としているもの売りましょう。
髙林幸裕



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