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所長コラム 10月号

~ 2023年10月03日

所長コラム 10月号


[  収入の壁  ]


  「年収の壁」で1人最大50万円の助成岸田首相が表明。年収が106万円を超えると社会保険に加入、130万円を超えると、国民年金、国保に加入と手取りが減少することから、時間給が上がっても働く時間を短くしています。人手不足に追い打ちをしていると思います。働き方改革、労働時間短縮、年休促進も人手不足にするために年収の壁助成金、働き方改革助成金を出していると感じます。コロナ助成金を受け取り自己破産もありました。目先の不満解消のため助成金を多発していると思います。私は社労士のすすめで数年前助成金を受取りましたが、今は助成金の申請はしないことにしています。政府が矛盾したことをしていると思っていた時、日本税理士会連合会発行「税理士会の論壇」に「配偶者控除の廃止~人手不足解消の観点から~」が目に入ってきました。年収の壁があるため就業時間を調整している非正規雇用女性が327.1万人いるそうです。スウェーデンでは、1971年の税制改正によって配偶者との共同課税が廃止され、課税単位のみならず社会保障制度も個人単位へ移行。当初は税負担は増えたが、女性が誇りや喜びを見出し、女性の賃金上昇に伴ない税収が増え「政治」「経済」のみならず「教育」「保健」のカテゴリーでも世界的評価が高まり、ジェンダー・ギャップ指数でのランク付け上位の常連とのことです。(日本125位)高林会計の所員は10名内女性6名。勤務時間は違うが、年収の壁などなく、全員が社会保険加入、配偶者の扶養になっていません。時間調整は気にせず、働ける時間、働いてもらうことが良いと思います。数年前に、親の介護でフルタイムで働くことが出来なくなった所員さんも働ける時間に働いてもらい社会保険加入のまま。出産で休むことになった所員さんも復帰後は、働ける時間に働いてもらって社会保険に加入しています。税理士資格を取得するため大学院に入って勉強していと言った所員さんも働ける時間に働いてもらい、社会保険はそのまま。その他の福利厚生もそのままでした。配偶者控除、社会保険料加入など気にせず働けるだけ働く、収入が増え生活にゆとりが出来、高林会計で働く願いである「結婚して家庭を持ち、家を持つことができる。子供に十分な教育ができる。」の実現かとも思います。税収も増え、社会への消費も増え次の世代につなぐことにもなると思います。私も「配偶者控除廃止」「国民年金の第3号被保険者(扶養)廃止」が社会が良くなることだと思います。大学進学率平成31年53.7%。静岡県の進学率は、男52%、女44%と男女の差は大きくありません。大学へ進学する男女差はありませんし、女性が活躍している職場も増え、働ける環境も良くなりました。「収入の壁」など考えない制度にすべきだと思います。
髙林幸裕


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